6月6日18時39分配信 ロイター
[東京 6日 ロイター] 米モルガン・スタンレー傘下のホテル運営管理会社、パノラマ・ホスピタリティ(東京都渋谷区)のロバート・ウィルソン社長は、同社のポートフォリオについて、既に7割以上を占める日本の資産がさらに拡大するとの見方を示した。ただ、今後数年間は中国、インド、韓国、オーストラリアでの成長ピッチが加速するため、ポートフォリオの日本比率は低下する見通しという。
ロイターとのインタビューで5日に語った。
パノラマは05年にモルガンの不動産運用会社のホテル部門が独立したもので、管理しているホテルの資産残高は43億ドル(約5216億円)。今月1日にモルガンの不動産ファンドが2813億円で購入した全日本空輸 <9202> 傘下の13ホテルもポートフォリオに加わったばかりだ。
全日空ホテルの案件について一部業界関係者は「破格な購入価格」と指摘するが、ウィルソン社長は「根本的に良好な物件ばかりで、投資家の期待に応えるリターンを達成できる」と自信をみせる。
投資回収の戦略については「取得から投資回収までの資産保有期間は平均7年程度で、現時点で具体的なエグジットの手法は決めておらず、あらゆる選択肢を検討していく」と述べた。
パノラマは東京を拠点にアジア・パシフィック地域でホテルを運営・管理しており、管理物件にはウェスティンホテル東京、ハイアットリージェンシー京都など国内27ホテルのほか、オーストラリア、中国、香港、マレーシア、シンガポールのホテルなどが含まれる。
インタビューの詳細は以下のとおり。
──全日空のホテル取得でポートフォリオに占める日本比率が上昇したが、今後はどう変化するか。
「現在、日本の比率は約75%だが、今後数年間は低下していくだろう。当社の日本でのプレゼンスは既に大きくなっているほか、日本市場は競争が激化しているため、日本以外の地域での成長率の方が高くなると予想されるためだ。明らかに成長の可能性が大きいのは中国とインド。このほか、韓国やオーストラリアも有望で東南アジアにも成長機会があるとみている。
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